選手にはどちら?

いっときほどの人気は衰えたとはいえ、野球は日本の国技にも匹敵する人気スポーツであることは間違いありません。

いまだに、プロ野球の試合結果は大きなニュースとして、関心を集めているほどです。プロ野球は、試合を行うことで観客を集め、そのことによって収入を上げているビジネスにほかなりません。

球場の入場料や飲料品の売上はもちろん、人気選手のグッズの販売や、球場へ行くまでの鉄道やバスの運賃なども、多額の売上をもたらしています。

とはいえ、サッカー人気に押されたこともあり、昨今は、ビジネスとしての黒字を計上している球団は数えるほどしかありません。特定の幾つかのチームが利益をだしているにすぎないのです。

それでも、広告費と考えれば、ある意味、非常に安いものです。試合結果はじめ、練習風景や選手の動向など、テレビや新聞などのメディアがこぞって報道してくれますので、広報効果は非常に高いと言えるでしょう。

プレーしている選手にしても、自分の成績が、ストレートに報酬に響いてきますので、プロ野球はビジネスの占める部分が大変高いのです。